「倉本 章介」は、20歳以上も年の離れた、19歳の若奥さんをもらった。 しかも元生徒で、さらに従妹という相手。
年の差に気後れする面もありつつ、しかし愛していることに偽りはない。 まだ慣れない2人暮らしや、互いに恥じらいを残しながらのセックスと、 甘酸っぱくも幸せな日々を送っていた。
ただ、ヒロインが望んでいる赤ちゃんだけはできなかった。 「章介」が限りなく赤ちゃんを作りにくい体質。 そのことを「つくみ」自身にも告げるが……。 けれど「つくみ」はめげずに、笑顔を浮かべる。
「絶対にできないわけじゃないんですよね? だったら2人で頑張っていきましょうっ」 「赤ちゃんができるように――妊活ですっ」
むん、と可愛らしくやる気を見せる「つくみ」。 こうして「つくみ」との妊活にチャレンジする日々が始まるのだった。
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