最近僕の美容室に通う様になった彼女は間も無く卒業を控えていた。 都内からは離れた大学に通うので今は引越しの準備で忙しい毎日を過ごしている。
僕からしてみれば数いる中の客の1人だが もう会えなくなってしまうといざ思うと、どうもあのゆるい感じとふわふわとした可愛らしい感じが なんか・・・急にもったいない気がしてたまらなくなった。 しかも隙だらけなあの感じ・・・。
ある日彼女が髪の毛を切りに来た時の事。 彼女はその日の最後のお客さんで僕と彼女とアシスタントのこと店内に3人になった。 たわいもない話をしていたのだが聞けば結構遠くに自宅があるとの事。 軽い感じで「今日送ってってあげようか?」と聞くとゆっくりとおっとりとした口調で 「お願いします」と言ってきた。
僕の車でアシスタントのこと彼女を送って行ったのだが、アシスタントのこは先に送る道順なので先におろした。 そこから30分くらい走ったところに彼女の自宅があった。 その日は一切何もなかったけど、個人的に連絡先を交換した。
そこから彼女と2人きりで会うまでそう時間はかからなかった。
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