地方特有の色々と面倒なしきたりがある様な、閉鎖的で自然豊かな村で育った彼女。 僕は自然豊かな場所が好きなので、彼女の地元へ遊びに行った事がある。 これまでろくに男性とデートもした事がない生粋の女◯ 高育ち。 出会った頃は、僕の様な男には警戒心がとても強かったが、今では少しだけど心許してくれる関係にまでになった。 健全な関係限定ではあるが。
以前から都内に遊びに行ってみたい。 けど少し怖いと言っていた彼女。 今日は初めて都内でデートを約束した日。 高速バスに乗ってわざわざ僕に会いにに来てくれた。 新幹線で来ればいいのに、高速バスで何時間もかけて来てくれる健気な心にほっこりしてしまう。
初めての都内に緊張しているのか背伸びしているのかいつもの彼女とちょっと雰囲気が違う。 初めて見る景色や高いビル群にいちいち感動を繰り返したりとドギマギした感じがこの上なく可愛い。
そんな彼女とまったりした時間を過ごしたくなりひとけのない場所に誘導した。 そっと手を握り身体に触れるとさっきまでとは打って変わって急に固まり始める彼女。
|